冬の室内遊びとして、子どもたちが日本の伝統遊びに親しめるよう、こま回し遊びに取り組んできました。

ひもを巻き、こまを投げる。

動作自体はシンプルに見えても、実際には力加減や投げる角度など、いくつものコツが必要で、思い通りに回すことは簡単ではありません。最初はなかなか回らず、何度も挑戦する姿が見られましたが、繰り返し練習する中で、少しずつ「こうすると回るかも」という感覚をつかんでいく子どもたちの姿が印象的でした。

そして、その集大成として、年齢ごとに1位を決める「こま回し大会」を行いました。当日は、これまでの練習の成果を発揮し、上手にこまを回せてうれしそうな表情を見せる子もいれば、本番の緊張から思うようにいかず、悔しくて涙を流してしまう子もいました。結果がすべてではないと分かっていても、「うまくやりたかった」「勝ちたかった」という気持ちがあるからこそ、悔しさを感じるのだと思います。

大会では、たとえ自分が決勝に進めなくても、「お友達を応援しよう」という気持ちを大切にしながら、周りで声をかけ合う姿を大事にしてきました。友だちが挑戦する姿を見て、「がんばれ!」「回ったよ!」と応援する中で、勝ち負けだけでなく、人を応援する喜びや一体感も育まれていくように感じます。

また、結果として入賞できなかったとしても、こま回しに向き合い、たくさん練習を重ねてきた子どもたちの努力は決して小さなものではありません。そこで、練習をたくさんしている姿が印象的だった子には「がんばったで賞」を贈り、一人ひとりの挑戦や積み重ねを認め合う時間を大切にしました。

うまくいかなかった経験、悔しい気持ち、そしてもう一度やってみようとする気持ち。こま回し遊びを通して、子どもたちは遊びの中で多くのことを学んでいます。これからも、結果だけに目を向けるのではなく、挑戦する過程や気持ちの育ちを大切にしながら、子どもたちと一緒にさまざまな経験を重ねていきたいと思います。