お泊まり保育では、子どもたち自身が話し合って献立を決め、買い物の計画を立て、必要な食材を買いに行きます。

年々、子どもたちが挑戦するメニューも広がり、カレーやシチューだけでなく、チャーハンやオムライス、ハンバーグ、ポテトサラダなど、作る過程で難しいなと思うものも出ていましたが、子どもたちの意見は何とかかなえてあげたい千裕先生。その中でも、1番に難しさを感じたのは、「手羽先」です。調理時間や金額との相談、また、みんなに分けてあげられるかななど、グループのみんなで何度も話をしていました。話し合いは翌日まで持ち込み、お家の方とも相談してきたようです。最終話し合いでは、「鶏もも肉焼き!!」に決定。「他のグループや、先生たちにも食べさせたい」など、子どもたちが納得して決めた献立です。

買い物では、予定していた食材が売り切れていたり、予算内に収まらなかったりと、計画どおりにいかない場面もありました。あるグループでは、話し合いで「デザートはスイカ!」と決めていたにもかかわらず、スーパーに着いてから一人の子が「実はスイカ食べられないんだよね…。」と一言。(今、それを言うの!?と、思わず先生たちも苦笑いです。)「じゃあ、どうしよう?」「ほかの果物は?」と、子どもたちはその場で話し合いを始めました。「ぶどうがいい!」「メロンがいい!」と、それぞれの思いが飛び交い、なかなか決まりません。

それでも、「バナナはいつでも食べられるよね。」「せっかくだから、あまり食べたことのないものにしよう。」という声が出始めると、少しずつ友達の意見にも耳を傾けられるようになり、最終的には、みんなが食べられる「キウイ」に決まりました。
買い物の中で、「何を減らそうか」「代わりに何を買おうか」と、その場で子どもたち同士が話し合い、自分たちで答えを見つけていました。計画どおりに進まない経験も、みんなで考え、工夫する大切な学びにつながっています。

調理では、初めて使う調理道具に戸惑う姿や、慎重に包丁やフライ返しを扱う姿も見られました。それでも、「自分たちで作る」という気持ちを大切にしながら、役割を分担したり、交代したりして協力し合う子どもたち。保育者は安全を確認しながら必要な場面だけ手を添え、子どもたちが自分たちの力で作り上げる喜びを味わえるよう見守りました。

飯盒のご飯がどうなったかと言うと・・・

泉山さんが、ドラムの焼き台を使って、ふっくらおいしい飯盒ご飯が炊きあがりました。子どもたちが、中のご飯を見て「ご飯だ」「やけた(炊けた)」「美味しそう」「ご飯のにおい、いいにおい」「早く食べた~い!」と、興奮気味でした。
完成した料理はどのチームも自信作。「食べてみて!」「おいしいよ!」と友達や先生たちを呼び合いながら、お互いの料理を味わう子ども達。大きな達成感です。





